【デンマーク】レゴは国民の誇り!発祥の地ビルンへ
「人魚姫」や「マッチ売りの少女」、「みにくいアヒルの子」といった童話で有名な作家アンデルセンを輩出したデンマーク。
しかし、デンマークが世界に送り出した文化はそれだけではありません。
あまりイメージはなかったかもしれませんが、レゴはデンマークが発祥なんです!
レゴの発祥なんてどこでもいいじゃないかとお考えの皆さん、デンマーク人に怒られます。笑
レゴは彼ら彼女らのアイデンティティであり、文化であり、誇りであるのです。
今日はあまり知られていないデンマーク人とレゴの結びつきと、デンマークにある本場のレゴランドの様子をお届けしたいと思います。
レゴはデンマーク人の誇り
レゴの始まり
創業者オーレ・キアク・クリスチャンセンによって名付けられた、レゴ(LEGO)という名前は、デンマーク語の“Leg Godt”訳すと“よく遊べ ”という言葉に由来しています。
オーレ・キアクが1916年、ビルンに木工所を開いたところからレゴの歴史は始まります。
その後、木工所の焼失や世界恐慌などを経験しましたが、それを乗り越え、
1934年に社名をレゴとして、プラスチック製の組み立て式玩具を作り始めます。
ちなみに、ラテン語のLEGOという言葉は“組み立てる”という意味だそうです。
オーレ・キアクはこの「レゴ」という名前の中にいくつもの要素を含ませていたんだなあと感心しました。
レゴランドの誕生
レゴランドは、オーレ・キアクが木工所を始めた土地ビルンに初めて設けられ、1968年に開業しました。
オープン当日の6月7日には、予想の3倍にもなる62万5千人もの来場者が詰め掛けたそうです。
その後、アメリカやイギリス、ドイツにも開設されていきました。
近年は日本でもレゴランドが開園し、マレーシア、アラブ首長国連邦と合わせて7カ国、8ヶ所のレゴランドが存在しています。
こうしてレゴは世界中で成功を収め、この土地の誇りとなっているのです。
ホワイトハウスもレゴ!
園内は忠実に再現された世界の名所で埋め尽くされており、レゴの汎用性に改めて感心しました。
いつの時代も世界が注目する政治の中心であるホワイトハウスが、可愛らしくレゴになっています。
今だったら、中に金髪の彼がいるのでしょうか。
こちらは明らかに、アラブ首長国連邦にあるブルジュ・ハリファですね。
世界の観光地へ本当に行ったかのような気分になれました。
スターウォーズもレゴ!
日本でもスターウォーズのレゴは人気がありますよね。
それは世界共通で、デンマークのレゴランドには、スターウォーズ専用のブースがあり、映画の様々なシーンを再現しているんです!
こちらは、ハン・ソロが乗っていたミレニアム・ファルコンですね。
スター・ウォーズ好きにはたまりませんね。
絶叫系アトラクションもレゴ!?
さすがに乗り物自体はレゴではありませんでしたが、周りに置かれている巨大な船やドラゴンは全てレゴからできています。
そして、こちらの何やら怪しげな機械、これは特に気になったので紹介したいと思います。
これも、絶叫系のアトラクションの1つで、自分でスピードや動きをカスタマイズすることができるんです。
スピードはマックスにすると相当早く気持ち悪くなりますが、動きを複雑にするとさらに磨きがかかります。
逆さまになったり、回転したり、急停止したり、振り回されすぎて途中何が起きているのか理解できていませんでした。笑
最後に
今回は、デンマークが発祥のレゴについて熱く語りました。
というのも、私のデンマーク人の友達も同様に私に熱く語ってきたからなんです。
私はその熱意に圧倒されて、記事を書かずにはいられませんでした。
では、私たちは日本人としてのアイデンティティや誇りに思うものを、他国の人にどのくらい熱意を持って話せるでしょうか。
私はこの問いを胸に日本人として、そして国際人として生きていきたいと思います。