【徹底解説】中東のカタール航空は本当に安全?
このページに来られたということは、みなさんはカタール航空の安全性について気にしているのではないでしょうか。
私も以前、ヨルダンへ行く時、カタール航空は安全なのか気になって調べました。
しかし、カタール航空に関する口コミは本当に少ないのが現状です。
これでは、実際に使用して大丈夫かどうかの判断に困ってしまいます。
なので、今回はカタール航空の安全性について、実際に乗ってみた感想を踏まえてお伝えしたいと思います。
カタールってどんな国?
カタールの位置
カタールは中東のアラビア半島の東部にある小さな国です。
国境はサウジアラビアと南で共有し、周りはペルシャ湾に囲まれています。
近隣には北西にバーレーン、北にイラン、東にアラブ首長国連邦が構えます。
カタールの外交
カタールは小国ですが、石油や天然ガスなどの資源に恵まれ、中東における影響力も大きい国でした。
しかし、2017年6月、カタール政府のムスリム同胞団への支援やイランとの接近に対して、一部のイスラム諸国が反発し、国交断絶が表明されています。
国交断絶を表明した国はサウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーン、エジプト、イエメン、モルディブ、モーリタリアの7カ国です。
これらの国には、カタール経由では入れないので、気をつけてください。
アルジャジーラの拠点
また、カタールは衛星テレビ局のアルジャジーラが本社を置いていることでも有名です。
アルジャジーラは、欧米中心の視点とは異なるアラブ系のメディアで、中東で起きている出来事を知る上で権威のあるメディアです。
しかし、近年は自ら謳っている“公正な報道”に対する懐疑的な意見や、アナウンサーの服装に関するガイドラインの変更などによって、その公正さが疑問視されるようになってきています。
ちなみに、断交された周辺のアラブ諸国からの要求書の中にもアルジャジーラの閉鎖という要件が盛り込まれていました。
カタール航空について
拠点は首都ドーハ
カタール航空はカタールの首都ドーハにあるハマド国際空港を拠点とする、カタールの国営航空会社です。
カタール航空はドーハを中心に世界150以上の都市を結んでいるので、日本からも乗り継ぎ一回で、ヨーロッパや中東の国へ行けて便利です。
ちなみに日本からドーハへは、関西、成田、羽田から直行便が出ています。
サービスは五つ星
カタール航空のサービスに対する国際的な評価は非常に高く、イギリスのスカイトラックス社が決める「5つ星航空会社」に認定されています。
ちなみに「5つ星航空会社」には世界300以上ある航空会社のうち11社のみ選ばれ、日本の航空会社からは全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)の2社が選ばれています。
実際に使ってみた感想
ハマド国際空港
こちらがハマド国際空港の様子なのですが、天井は木を基調にした先進的なデザインで、サイドのギャラリーにはモノレールのようなものも走っていました。
空港内は清潔で治安も良かったので、快適に乗り継ぎまでの時間を過ごせました。
カタール航空の機内
気になるカタール航空の機内はというと、清潔でサービスに関しても問題はなかったです。
ただ、少し気になったのは、ヨルダン行きの機内の乗客数が少なすぎたということです。
日本からドーハ行きの機内は満席だったのに対し、ヨルダン行きの機内はほとんど空席でした。
その時は少し不安でしたが、実際に何が起こるわけでもなく無事についたので、あまり気にしすぎる必要はなかったと後で思いました。
最後に
中東というと安全は大丈夫なのか、テロがあるのではないかと不安な気持ちもあるかと思いますが、目先の情報や先入観にとらわれすぎず、その国に対する正確な情報を取り入れることを心がけてほしいと思います。
カタールや旅行先の治安情報の確認は外務省のホームページなどで最新のものをチェックしてください。