【秘境】ブルガリアのデヴェタシュカ洞窟がまるでモンハンの世界
ブルガリアにあるデヴェタシュカ洞窟、この写真を見ただけでもその迫力の一部が伝わって来るのではないでしょうか。
頭上に開いた天窓から、今にもリオレイアが舞い降りてきそうです。
ここは本当にファンタジーの世界のようで、まさに秘境というに相応しい場所ではないかと思います。
みなさんにも是非、この未知の世界に足を踏み入れていただきたいと思います。
デヴェタシュカ洞窟とは?
デヴェタシュカ洞窟は、ブルガリアにあるこの地域で最も大きなカルスト洞窟です。
デヴェタシュカ洞窟の歴史はとても深く、考古学者によると、紀元前7万年前ごろには人類が居住していたそうです。
その後、デヴェタシュカ洞窟は息を潜めますが、1921年にブルガリア人の探検家によって発見されることで、再び世に現れました。
1950年代にはブルガリア軍によって、貯油施設として使用されました。しかし、それは一時的なもので、その後、ブルガリアの主要なランドマークとして人々に認知されるようになりました。
人が利用していた跡が残っています。
デヴェタシュカ洞窟への行き方
デヴェタシュカ洞窟への主要な行き方は、首都ソフィアからバスでロヴェチへ行き、そこからバスまたはタクシーでデヴェタシュカ洞窟まで行く方法です。
値段はバス会社や方向によって違うようで、行きのロヴェチ行きは4Lv(270円)だったのに対し、帰りのソフィア行きは10Lv(670円)でした。
バスのチケットを買う際に気をつけていただきたいのが、切符売り場では現金しか利用できない点です。必ず購入前に現金を用意しておくようにしましょう。
ソフィアからロヴェチまでのバスの時刻は下記のサイトで調べられます。
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ブルガリアの交通機関検索サイト
ソフィアからロヴェチへのバスは比較的容易に乗ることができますが、ロヴェチから洞窟まではバスで行くのは難しいので、その間の移動はタクシーをお勧めします。値段はバスより少しかさみますが、予定の立てやすさなどの利便性の面からしても、タクシーの方が良いでしょう。
およその値段は20〜30Lv(1500〜2000円)程度です。
周辺アクティビティ
ここまで、デヴェタシュカ洞窟の魅力をお伝えしましたが、たかが洞窟の1つのためにわざわざ遠くまで足を運ぶのもなあという人もいると思います。
安心してください、デヴェタシュカ洞窟の周辺にはたくさんの魅力的なスポットがあります。
まずはこちら、デヴェタシュカ洞窟からさらに東へ行ったところにある、クルシュナの滝です。
こちらは、現地の人たちにも有名で、デヴェタシュカ以上の認知度を誇ると言われています。
こちらは、Stalbitsa洞窟。日の差し込み方が神秘的ですね。
こちらは、Chavdarska洞窟。人の身長と比較すると高さが尋常ではないことがわかります。
以上のスポットは現地へ行くまで知らなかったので、予定の関係上、行くのは断念しましたが、次回訪れる際は必ず行ってみたいです。
ロヴェチの魅力
デヴェタシュカ洞窟に行く中継地点となる、ロヴェチという町ですが、意外と魅力的な可愛らしい町でした。
まずはこちら、ロヴェチの一部にかかる橋なのですが、橋自体が家のようなこの作り、フィレンツェのヴェッキオ橋にも似ていませんか?
私はこの橋をロヴェチのヴェッキオと呼んで親しんでいました。
橋内部の様子です。日中にはお店が開き、土産物屋が並びます。
宿泊したホテル前の広場のようなところです。鬱蒼としています。早朝は人気があまりにもなかったので少し怖かったです。
曇っていて見えませんが、山の上にはお城があり、そこも重要な観光名所となっています。
最後に
今回、私がデヴェタシュカへの中継地点として訪れたロヴェチという町は、お世辞にも栄えているとは言えませんでした。
しかし、この小さな町は、自らの魅力がなんであるかを理解し、訪れる数少ない観光客に認知してもらおうとしていました。
このような、可愛らしい、人間味溢れる町を訪れ、愛して行きたいものです。