【インドネシア】密林に埋もれた宇宙ボロブドゥール
インドネシアの京都とも言われるジョグジャカルタ近郊にあるボロブドゥール遺跡。
ジャワの密林に埋もれ、1000年以上の間、人類から忘れ去られていた謎多き寺院の魅力に迫ります。
ボロブドゥール遺跡ってどんなとこ?
世界三大仏教寺院遺跡
ボロブドゥール遺跡は、カンボジアのアンコール・ワット、ミャンマーのバガン遺跡と並んで、世界三大仏教寺院の1つに数えられる仏教寺院遺跡です。
遺跡は1991年に、ボロブドゥール寺院遺跡群の一部として、ユネスコの世界遺産に登録されています。
ボロブドゥールは曼荼羅!
ボロブドゥールは、それ自体が仏教の宇宙観を表す曼荼羅の役割を果たしています。
遺跡の構造は3つの層に分かれており、下から、「欲界」、「色界」、「無色界」となっています。
そして参拝者は、各層の方壇回廊に描かれた、仏教の説話のレリーフをたどることによって、煩悩から悟りへの道のりを疑似体験したと言います。
遺跡への行き方は?
ボロブドゥール遺跡はジャワ島中部のケドゥ盆地に位置し、ジョグジャカルタから北西約42kmの距離にあります。
ジャカルタから
ジャカルタからジョグジャカルタまで飛行機で行き、ジョグジャカルタの空港から、定額制のタクシーで遺跡まで行くという方法になります。
所要時間は、ジャカルタからジョグジャカルタの空港までが1時間、空港から遺跡までがタクシーで1時間半となります。(タクシーは片道23万ルピア)
ジョグジャカルタから
ジョグジャカルタ市内からのバスは、6時〜18時の間に1時間あたり2〜3本の割合で運行している。
バスの所要時間は1時間半。(片道2万ルピア)
市内からタクシーで行く所要時間は1時間。(片道25万〜30万ルピア)
一日チャーターでは、50万〜60万ルピア。
朝日を見に行こう!
ボロブドゥールに訪れたら是非見ていただきたいのが、サンライズです。
朝靄に煙ったジャングルに囲まれたボロブドゥールからの朝日は格別です。
仏坐像や小ストゥーパのシルエットも、たいへん美しいです。
アンコール・ワットへ行った際のサンライズの様子も参考に載せておきます。
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アンコール・ワットの朝日
お勧めのホテル
ボロブドゥールの周辺で私がお勧めしたいホテルは、チャンパカ・ヴィラ(Cempaka Villa)です。
写真のように、部屋が1つ1つ分かれていて、まさに別荘(Villa)に来ているような感覚です。
こちらのホテルからも、ボロブドゥールの朝日ツアーに申し込むことができますし、ホテルのスタッフがバイタクでストゥンブの丘や他のボロブドゥール遺跡群の他の遺跡へ連れて行ってくれるサービスもあります。
スタッフはとてもホスピタリティがあり、私がガイドブックでは探しきれないような、ローカルなスポットや、情報をたくさん教えてくれました。
部屋も広々として清潔感があり、旅で溜まっていた疲れをしっかり癒すことができました。
また、サンライズツアーで有名なマノハラ・ホテルというホテルもあります。
マノハラ・ホテルはボロブドゥールの公園内にある唯一のホテルで、ボロブドゥールで朝日を見る場合は、このホテルを経由して入るのが一般的です。
ただ、最近では多くのツアー会社や近隣のホテルがマノハラ・ホテルと提携してツアーを実施しているので、このホテルに泊まらなくても、朝日は見に行くことができます。
最後に
私がこの旅の前に訪れた、アンコール・ワットもたいへん迫力があり圧倒されましたが、ボロブドゥールは、さらに大規模で、また違ったユニークさを持っていました。
これで、世界三大仏教遺跡は残す所ミャンマーのバガン遺跡のみなので、次回は是非ミャンマーに訪れ、制覇したいと思います。