【厳選】アンコールワットだけじゃない!シェムリアップのおすすめ遺跡7選
カンボジアのシェムリアップへ行ったらアンコールワットだけではもったいないです!ぜひ、他の遺跡にも行ってみてください!
今回は一週間、シェムリアップ周辺の遺跡群を周り尽くした筆者が選ぶ、シェムリアップで行っておきたいアンコールワット以外でオススメの遺跡7選という題で進めていきたいと思います。
シェムリアップにある遺跡は、アンコールワットなどのある近郊の遺跡群、郊外の遺跡群、遠方の遺跡群に分けることができます。
近郊の遺跡群は、オールド・マーケットなどのある市内から車で約20〜30分、郊外の遺跡群は約1〜2時間、そして遠方の遺跡は、コー・ケーが2時間30分、プレア・ヴィヒアが4〜5時間かかります。
よって、遠方の遺跡へ行くには車を借りるか、現地でツアーに申し込む方法がオススメです。
アンコール・トム
アンコール・ワットに続いて有名なのが、このアンコール・トムです。
この遺跡に彫られた独特の顔にはなんとも言えない包容力があります。
この顔は、観世音菩薩をモチーフとしたもので、バイヨン様式の寺院に共通してみられます。
バイヨン様式の寺院は、後で出てくるタ・プロームもその1つです。
ベン・メリア
ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のモデルではないかとも噂される、謎に包まれた遺跡。
崩壊が著しく、その全容は明らかになっていませんが、その規模はアンコール・ワットを凌ぐとも考えられています。
プノン・バケン
プノン・バケンには夕日を見に行くのがお勧めです。
なぜかというと、この遺跡はプノン・バケン山の頂上にあり、夕日が沈む瞬間を遮るものなく見れるからです。
プノン・バケン山はプノン・クロム山、プノン・ボック山と並ぶ、アンコール三聖山の1つです。
そんなプノン・バケンから見るアンコール地域の360度のパノラマは圧巻です。
象に乗って、山頂へ登ることもできます。
頂上へ向かう細い道で、下山してくる象とすれ違う時はヒヤヒヤしました。
タ・プローム
タ・プロームでは、寺院に乗った巨大な榕樹や、修復されずに放置された瓦礫の山を見ることができます。
というのも、この寺院では、自然の力を観察するため、樹木の除去や修復が行われてこなかったからです。
人の力では太刀打ちできない自然の力を目の当たりにすることで、この寺院の神秘性を体感することでしょう。
クバール・スピアン
クバール・スピアンまでは、駐車場から徒歩40分くらい山道を登らなければいけません。
ただ、ちょうど良いハイキングコースになるので、体力のある方は是非登ってみてください。
ちなみに、割と険しい山道なんですが、サンダルで登っちゃったりする人もいるみたいですよ。
コー・ケー遺跡群
コー・ケー遺跡群は、この地方の拠点で、60程の遺跡が集まっています。
しかし、一昔前までは道路が整備されていなかったので、長い間訪問が困難な地域でした。
現在は、車などで行くことができますが、地雷の残っている場所もあるようなので、十分に気をつけて行ってみてください。
プランと呼ばれる、7段ピラミッド式の寺院です。この頂上から見渡す樹海の眺めは素晴らしいかったです。
こちらはコー・ケー遺跡群の1つ、プラサット・プラム。
木の根が血管のように巻き付いた光景はカンボジアの遺跡の中でも貴重なものです。
プレア・ヴィヒア
アンコール遺跡群に続き、カンボジアで2つ目の世界遺産として登録されているプレア・ヴィヒアです。
タイとの国境付近に位置していて、数十年前にはその所有権を巡って戦場ともなりました。
そのため、現在でも遺跡には銃弾の跡が生々しく残っています。
最近もタイとの緊張関係は続いており、遺跡からタイ側の警備隊の動きを見ることもできます。
最後に
以上が、私の選んだシェムリアップ周辺のおすすめ遺跡7選です。いかがだったでしょうか。
この中でも特にお勧めしたいのが、一番最後に紹介したプレア・ヴィヒアです。
高い標高に位置し、4WDのオフロード車に乗って駆け上がっていく爽快感もそうですが、隣国のタイとの争いの跡が生々しく感じ、大陸国ならではの問題を肌で感じる経験は私の中では貴重でした。
もちろん、今回紹介できなかった遺跡の中にも魅力的なところはたくさんあったので、時間の許す限りシェムリアップ観光を楽しんでください。